料理は愛情

そして、美容も愛情!

「料理は愛情!」というけれど、イヤイヤ作った料理はまずく、愛する人のためにいそいそと作った料理は、仮に多少失敗しちゃっても、何だか妙においしいみたいなことは、現実に起こりうる。

ある男性も似たようなことを言っていた。

「新婚当時、女房が作った料理は決して上手ではないのに"おいしい"といつも思ったが、数年後に料理教室に通いはじめてからの料理は、見た目にはおいしそうなのに"おいしい"って思えないんだよ。たぶんこの頃もう夫婦仲は冷めきってたのかなあ」

結局彼は、その後離婚。

離婚話が出てからの料理は、まさにトゲトゲしくて、のどにつかえたとも言っていた。

食べる方の気持ちもトゲトゲしくなっていたからなのだろうが、どっちにしろ「料理は愛情」を裏づける話だ。

で、ここで何を言いたいかと言えば、料理も愛情なら、美容も愛情ということ……。

美容するのは、もちろん自分のため。

でももとはと言えば、美容はやはり"愛を得るため"にあり、恋愛がまったく介在しない美容は、最後には偏ってくることになる。

今の美容はともすると、恋愛とはまったく切り離されて語られ、誰が何と言おうと私はキレイになるのよ!という、自分の意志の強さだけが前面に出てきているように思えてならない。

でも「キミは明るい色の口紅の方が似合うね」と愛する人に言われたら、ダークな口紅を明るい色に塗り変えるのが、やっぱり正しい美容のあり方だと思うのだ。

たぶんその方が、間違いなく美しくなるだろうとも思うのだ。

"愛されたいから"という気持ちこそ、美容においてもっとも健全な動機だからである。

料理学校で習った料理より、ヘタくそな愛情料理の方がおいしいように、高度なテクを駆使したメイクより、愛情メイクの方が、女は数段輝くのではないだろうか。

その基礎の肌をつくる為に皆こぞってそばかす レーザー治療に励むのだろうか。

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